• suzunonehari

10月セミナーいろいろ。


今年も残り2ヶ月あまり。


10月もオンラインの恩恵を受けまくり、学びが多い1ヶ月となりました。


10月15日第二回鍼灸師を身近に感じるセミナー「パーキンソン病と鍼灸」

講師は鍼灸師の建部陽嗣先生。

こちらのセミナーはドクターに対して、鍼灸を知っていただくというものでした。

なので、最初に鍼についての論文の紹介や、東洋医学について、鍼の作用機序などご説明があり、そのあと鍼の鎮痛作用、抗炎症作用、パーキンソン病の患者さんに対しての実際の症例などお話しいただきました。

どのお話も大変勉強になりましたが、特に最近の鍼の論文についての話は興味深かったです。

現在、中国やアメリカ、イギリス、韓国をメインに鍼灸の研究、論文が多数発表されているとのこと。その数、年間1万件近く。

ちなみに日本の鍼灸論文発表数は少ない状況なようで・・・残念ながら。

ただ、世界規模で今後このように鍼灸の研究が進んでいけば、きっと今まで以上に鍼灸が役に立てる機会が増えるはずです。希望大!

なにはともあれ、このようなドクターに鍼灸を知っていただくようなセミナーがあることに感謝です。


10月22日東京都鍼灸師会 症例検討会「低酸素脳症を発症した三歳児に行う小児はり」

こちらは私が所属している東京都鍼灸師会の症例検討会でした。

コロナ禍前は奇数月第4木曜日の夜、という未就学児の子どもがいる母としては外出しづらく一度も受講できたことはありませんでしたが、今回からオンライン開催なのでありがたく受講できました。

症例は低酸素性虚血性脳症を発症して寝返りができなかった患児が、小児はりを継続して治療を受けることにより、寝返りができるようなり、目線が合うようになったりなど心身の改善が多数見受けられてきたというものでした。

症例報告が、患児の様子が詳しく書かれており、患者さんの様子を詳しく丁寧に観察するだけでなく、それを書き留める大切さも学びました。

そして、その症例報告を通じてその患児のご両親の大きな喜びも感じ、私まで嬉しく思いました。


10月24日目黒区鍼灸師会「ファシアから解明する経絡と経穴の謎」

多くの鍼灸師が読んだ『閃く経絡』という本の訳者のお一人でもあられる医師の

須田万勢先生が講師でした。

西洋医学の解剖学、生理学と、東洋医学の経絡などの考えかた、この二つを結ぶものがファシアではないだろうかということ。

その仮説を裏付けるようなものをご紹介いただき、現在須田先生が病院で行われている治療の症例をご報告いただきました

面白かったのが、細い神経から太い神経まで様々で、その神経のサイズによって伝達するものが違う。

鍼の刺激は筋膜から入り、神経によって伝わるというお話。

他にも色々と学んだのですが・・・正直とても難しい!!!!

とっても難解で、まだまだ学び途中でこのブログでアウトプットできません涙

もう少し自分の言葉でお話しできるようになったらご報告いたします。


10月25日東京都福祉保健局委託講習会(前期

帝京平成大学ヒューマンケア学部教授 宮崎彰吾先生が「プレゼンティーズムへの”ハリ”効果」についてお話しくださいました、

プレゼンティーズムとは、従業員が出勤しているにも関わらず、心身の健康上の問題が作用して、パフォーマンスが上がらない状態のこと。

休むほどじゃないけれど、いつもと同じように仕事ができない。

頭痛や肩こり、月経痛など・・・理由は人それぞれいろいろありつつ、どなたでも一度くらい経験があることではないでしょうか。

このプレゼンティーズムを解消することは企業としてとても大切なこととのことで、

講習会ではこの解消する手段として鍼灸を取り入れたこと企業の話や、プレゼンティーズムの研究のことなどをお話しくださいました。

とある企業では、腰痛や肩こりに悩む従業員が多く、実験協力で鍼灸師に何回か来てもらったら、腰痛肩こりが改善し作業効率も上がり、企業が支払う医療費も減少と想像以上の効果があったとのことで、実際に鍼灸師を雇用することにつながったとのことでした。

このように「プレゼンティーズム+鍼灸」を取り入れることは、企業、従業員、鍼灸師とwin,win,winとみんなhappy!になるとのこと。

まだ研究&実験は中盤ということなので、最終のご報告が聞けることが楽しみです。

鍼灸セミナーというと、アカデミックな話が多くなります。

それはそれでとても勉強になるので嬉しいのですが、鍼灸師の立ち位置というかどう活動していくことが社会により役立つ存在になれるのか、そういう目線で研究をしてくださっている先生はあまりいらっしゃらないので、このようなお話が聞けてよかったです。


10月25日第51回現代医療鍼灸臨床研究会「不妊症に対する鍼灸最前線」

↑の講習会と同日でしたが、後日動画配信可能でしたのでどちらも諦めずに受講できました。

産婦人科の先生による不妊治療の実際。

不妊鍼灸治療を多数行っている鍼灸師の先生方の施術法。

漢方医の先生による発表などなど。

とても勉強になりました。

お子様を望むご夫婦に対して、鍼灸や東洋医学がお役に立てるところ。

またどういった姿勢で鍼灸施術を行っていくべきか、改めて実感したセミナーとなりました。



こうしてみると9月10月とオンラインのおかげでたくさん学ぶことができました。

学ぶだけで満足するのではなく、それを患者さんの治療に役立ててこそ!

つなげていこうと思います。


よこやま


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