suzunonehari
症例報告、首の寝違えへの鍼灸治療

患者
40代女性
主訴
1ヶ月前に起床時に首を寝違える。
8対2の割合で左側が痛い
首の左側が、動かすと痛い。
1週間前に痛みが増す。
お身体の状態、見立て
全身の冷えが強い状態で、冷えからくる首の痛みと考える。
また胃腸の調子も悪く(痛みが増した1週間前に腹痛あり)、身体の熱を作る働きが弱くなっていると考える。
胃腸の働きを改善。
痛みが強いところにはお灸で熱をいれ、痛みの緩和と動きの改善を目指す。
治療経過 ▷初診 鍼の刺激が苦手とのことだったので、鍼は少なめ、お灸多め、軽いマッサージで治療を行う。
初診翌日LINEにて
首右側は寛解。
左側は痛みの度合いは半分に減ったとのこと。
▷2回目(+6日後) 初診から3日ほど経ってから急に良くなってきたとのこと。(補足*こういうパターンはよくあります)
現在痛みの割合は3割くらい。
治療後、痛みはほぼなくなったので、治療終了。 感想 痛みの治療の後ろに隠れた、胃腸の治療も一緒にすることで改善スピードを上げることができた一例です。
このようなことに、痛みと内臓の不調が合わさったことにより、痛みが増す、また治りにくくなることは、よくあることなので、問診の大切さを改めて実感いたしました。