suzunonehari
症例報告、風邪罹患後の喘息悪化への鍼灸治療
患者
30代女性
主訴
咳がたくさんでる風邪をひき、持病の喘息が悪化。
息をするのも苦しい。
声も出にくい。

お身体の状態、見立て
皮膚の色が、東洋医学の肺の経絡のところが青く、流れが悪くなっているのがよくわかりました。
腕の肺の経絡。
背中の肺の範囲のところ。
上記の流れを改善し、肺の機能改善を促し、呼吸を良くすることを目指し治療を行いました。
治療内容
肺のツボである列決、尺沢に鍼とお灸。
咳の症状を緩和する天突にお灸。
背骨にある大椎、肺兪にお灸、などを行いました。
治療後の変化
治療前はカサカサ声で声も出にくいようでしたが、治療後は声にハリも出て「呼吸もしやすい、声もでる」とご本人も変化をはっきりと実感されていました。
また治療前は青かった腕の肺の経絡と背中のところも、青い度合いが薄まっておりました。
感想
この患者さんは、元々お灸が合う方でしたが、お灸の治療効果の高さを実感した症例となりました。