
suzunonehari
座りすぎケアマニュアル
在宅勤務のかたが増えた昨今。
「職場の椅子っていい椅子だったんだ、と気づいた」
なんて言葉をよく聞くことになりました。
また「通勤ってそれなりに運動になっていたんだな」という言葉も。
仕事などデスクワークをする環境の大切さ。
日頃から身体を動かす大切さ。
そして、それらができない時の弊害さ。
コロナ禍では、普段気づかないことを気づいた機会にもなりました。
元々、人間は狩をして農作物を育て、それなりに運動量があった生き物。
それが近代になって座ることが増えて、運動量が減りました。

『ケリー・スターレット式座りすぎケア完全マニュアル』
この本は
「座ることは新しい喫煙である」
というメイヨークリニックのドクターを、序章の言葉に使い、
座ること、座りすぎが人間にもたらすいくつかの悪影響と
対するケアの方法が書いてあります。
まず、座ることの悪影響
・座ることは筋骨格系に慢性的に負荷をかけて無数の身体機能不全を引き起こす
・座ること=動いていないこと。長期的には心肺機能をはじめ、健康への悪影響がある
具体的には、
頸の痛み、顎関節症、肩こり、腰痛、手根管症候群などの筋骨格系の疾患だけでなく
2型糖尿病のリスク増加、心疾患のリスク増加など。
そして、今すぐできること。
・不必要な座る習慣を減らす→スタンドデスクが難しいなら、モニターを箱の上に置くなど立ってできる環境を作る
・30分のデスクワークを行うごとに少なくとも2分間は動こう
・毎日10分〜15分間の身体メンテを行う
とりあえず今できることから。
私も、セルフケアの方法など患者さんにお話していきたいと思います。
よこやま