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つわりについてアレコレと、鍼灸治療。

最終更新: 8月17日

よくドラマで、急に「うっ」となって、「もしや・・・赤ちゃん?」というシーンがよくあるように~_~;

妊婦となった女性に、妊娠を知らせるためのものと言われるつわり症状。


つわりは妊娠6週ころより、悪心嘔吐、消化器症状が出現し、胎盤が安定してくる妊娠12週

〜16週頃には自然に消失します。

ごくまれに出産直後まで症状が持続する場合もあります。


原因は不明ですが、妊娠を維持するためのホルモンが関与していると考えられています。


・ヒト絨毛性ゴナドトロピンホルモン(hCG)

妊娠中にしか産生されないホルモンで、胎盤の絨毛から分泌されます

働きは、妊娠黄体を刺激してエストロゲン・プロゲステロンを産生させます。


このhCGの分泌のピークは妊娠8W〜12Wくらいで、つわりが一番つらい時期と重なります。

hCGは、妊娠を維持するエストロゲンとプロゲステロンの産生場所が、妊娠黄体から完成した胎盤に移ると妊娠黄体を刺激する必要がなくなるため分泌量が減っていきます。


・エストロゲン

妊娠を維持するホルモンで子宮の筋肉を緩めたり、子宮の血流量を増やします。

また乳汁分泌の準備も行います。


・プロゲステロン

こちらも妊娠を維持するホルモンで、妊娠中の排卵を抑制したり、乳汁分泌の準備も行います。


つわりになるのは、これらのホルモンが脳の嘔吐中枢を刺激するのではと言われています。


また、プロゲステロンが消化管の蠕動運動を低下させ、食べ物やガスが停留しやすくなるとも考えられています。





そんなわけで、つわりの原因は「妊娠」なので、じっと耐えるしかできないと思われがちですが、こういう時こそ東洋医学の出番です。


鍼灸治療ですが

いつも通りに患者さんの症状、体質を診断し、それに応じて治療を行っていくだけなのですが、妊婦さんなので、鍼は少なめお灸多めの治療を行います。


嘔吐は、気逆の症状なので、気の流れをよくします。


朝方がつらいという患者さんは、夜間の胃液分泌が強くなったのが考えられるので、それを整えるような治療を行います。


夕方や夜間がつらいという患者さんは、体力低下、貧血のような状態と考えられるので、体力底上げを行う治療をします。



鍼灸治療を行うと、スッキリとされるかたがほとんどです。

ですが、やはりしばらく経つと戻ってしまいます。

そのためご自宅でできるケアということで、お灸をしてもらうのをおすすめしております。

そう「ご主人の出番」です!!


本格的に辛くなると、お灸をするのも嫌になると思うので、辛くなる前にお灸してもらってねと、ツボの場所に印をつけて、ご主人がその場にいらっしゃればお灸のやりかたをご説明させていただいております。

(ここ最近はstayhome リモートワークでいらっしゃること多し)


お灸をするとつわり症状が軽減され、元気になるというかたが多いのです。

これがたとえ一時的だったとしても、その元気なうちに家事や育児ができたりしていいと思うのです。


お灸をするご主人も、辛そうにしている奥様にやってあげられることがあっていいとおっしゃいます。


最後に。

つわりのことを、英語で「morning sickness」といいます。

つわりの症状が、早期の空腹時が顕著なためそう呼ばれているそうですが、

当たり前ですが人種が違えど、同じ女性妊婦ならばつわりのツラさは一緒なんだなと少し嬉しい気持ちにもなりました。


よこやま


参考文献

『病気が見える 産科』

『医道の日本 2016年1月号』


#つわり

#産前鍼灸

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